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年齢を重ねると個人差が顕著になる。とくに、健康格差、情報格差が大きく日常生活に影響してくる。まず、健康のためになにが必要なのかを認識し、健康維持に努めことがもっとも大切なことである。歳をとればとるほど個人差が顕著になってくる。
健康格差について、筑波大学大学院の久野譜也教授は次のような趣旨を著書『100歳まで動ける体になる「筋リハ」』で述べている。
50代になると、めっきり体力が低下し、生活習慣病を発症する人も出てくる。階段を急いで登ると息切れしたり、反射神経が鈍くなり瞬間的な動きができなくなる。
60代では、よろけたり、転んだりすることが多くなったり、座った姿勢からすっと立てないこともある。膝や腰などあちこちの関節が痛むこともある。
70代では「サルコペニア」になることもある。歩く速度が遅くなり、チョコチョコ歩きになる人もでてくる。足のふくらはぎが細くなり、筋力が一気に激減する場合もある。
80代以降は、「フレイル(身体機能、認知機能が低下して虚弱や老衰が進んだ状態)」になることもある。
『100歳まで動ける体になる筋リハ』参照
サルコペニアとは、加齢に伴って起きる骨格筋量の減少と機能の低下を言う。筋量の低下は40歳前後から起こり、部位的には、大腿四頭筋や腹直筋が顕著と言われている。BMI、腹囲、年齢、握力により推定できる。
筋量の低下
筋力の低下ー握力計で判断
パフォーマンスの低下ー歩行速度で判断
サルコペニアを予防するには、レジスタンス運動(筋トレ)と有酸素運動、タンパク質の適切な摂取が重要。
健常→サルコペニア→フレイルその先にあるのは寝たきりや要介護という状態である
。
加齢に伴い運動機能が低下します。とくに筋力と有酸素能力が低下することで運動活動への参加が難しくなるだけでなく、日常的な生活活動にも支障がきたし、結果的に自立した生活が不可能になる結果を招きます。
筋量の低下は40歳前後から起き、とくに、大腿四頭筋や腹直筋に顕著と言われています。高齢者は大腿四頭筋が衰えると転倒による傷害につながることになります。転倒事故は寝たきりになるきっかけとも言われているので、筋肉の維持に努めることが大切です。
加齢に伴う疾患もありますが、できるだけ運動不足にならないように留意することで、安定した生活を送ることも可能です。加齢による身体能力の低下は、避けることが出来ないと思いがちですが、運動習慣と食生活の見直しで大きく改善することができます。
有酸素運動と筋トレ
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